東アジアの貨物拠点へ
令和3年(2021年)1月15日、千葉県から内閣府地方創生推進事務局「成田空港周辺地域における国家戦略特区の提案について」の提案がありました。
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千葉県の提案は、成田空港を旅客のみならず航空貨物の東アジアの拠点とすることで、日本の国際競争力の強化に繋げることが目的とされています。
将来的には、周辺道路の整備が進み、物流産業等が更なる集積を遂げること、スマート農業や圃場整備事業の推進、そして成田新市場の活用等を通じ、成田空港の輸出拠点としての機能強化等が期待されます。
滑走路の増設計画
2028年度末までに第3滑走路(C滑走路)を新設し、既存のB滑走路が延伸されます。これにより、年間発着回数が50万回に拡大し、2030年には訪日外国人旅行者が6,000万人を超えることが目標とされています。
成田国際空港の成長戦略
成田国際空港は、2030年には、「国際線 就航都市数150都市以上(現在115都市)」、「国内線 就航都市数35都市以上(現在22都市)」を目標に、名実ともに日本のゲートウェイ、かつ、アジアのリーディングエアポートとしての地位を確立することを目標としています
成田国際空港イノベーションの推進
成田国際空港が発表した「飛躍、未来 2021」では、世界最高水準の空港を目指して、空港の競争力強化のため、更なる飛躍のための目標が具体的に掲げられています。世界最高水準の安全性と安定、かつ高効率運用の徹底追求のために、成田国際空港でもデジタル化を始めとした最先端技術の活用によりイノベーションを推進しており、効率化や新たな付加価値の提供が急務とされています。実際、空港内の商業施設は、デジタルマーケティングとターゲットプロモーションを駆使し、年間売上は約1500億円(2019年度)と、日本の商業施設としては、年間売上が1位という実績を数年間維持しています。ゲートウェイ成田でも空港の歩調を合わせて、政府が掲げる観光立国推進等の目標達成への貢献に尽力します。
自動運転バスの導入
成田国際空港とゲートウェイ成田 の間は電気で走る自動運転バスを導入する予定です。オープンまでの間に順次実証実験が行う予定です。車両は、近接する成田国際空港とゲートウェイ成田間の移動の利便性を高めるのはもちろんのこと、災害時に避難車両として活用されることも期待されます。